
2軒目は、「秋田おばこが経営する店」スナック〈てっちゃん〉。カウンター10席。典型的なカラオケスナックだ。常連さんが「夜霧よ今夜もありがとう」を歌い上げる。どういたしまして!
はじめての店で最初に話かけられる言葉といえば、「今日は冷えるわね」とか「暖かくなりましたね」とかいった台詞が普通だが、飲兵衛ラリーの夜は決まってこう訊かれる。「今日は何軒目?」
クーポンを差し出すと、「ウーロンハイでいい?」とママさんが言う。ビールばっかり飲んでいるから、たまにはウーロンハイでもいいか。あまり好きじゃないけれど…。つまみはキンピラゴボウが出てきた。
う~ん、たぶん二度とこない店だな、ここは。悪いというわけではないが、私の趣味と合わない。



〈糸〉は、港興産ビル2号館でいちばん古い店です。港興産ビルができて3年目に営業を始めたとか。その前には、作家の山口瞳がごひいきだった鰻の店〈八十八〉(後に関内へ移った)がこの場所で営業していたとのことです。